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ダウニーJKの香り

会社員の会社員による誰のためにもならないくそ日記

はなくそ

婚約者が鼻くそを食べた・・ショックです : 恋愛・結婚・離婚 : 発言小町 : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) - http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2011/1113/460268.htm?g=04


ここ数日はほこりっぽい場所でお仕事をしているので、終業の時間ともなれば鼻の中には鼻くそがたっぷりだ。

ぼくは鼻くそが好きだ。
唐突に言うと「こいつなにいってんの、キモっ」となるかもしれないが、ぼくと鼻くその濃いお付き合いは幼いころから良好である。

おそらくぼくの人生のピークである私立の幼稚園に通っていたあのころ、ぼくはバスにのって幼稚園に通っていた。

バスでは毎日Tくんの隣に座り、毎朝一緒に鼻くそを食べていた。「塩味やなぁ」「せやなぁ」そんな会話をしていたと思う。

あのころのぼくたちにとって鼻くそはただの塩味であって恥ずかしいものでも、汚いものでもなかった。

そんな和やかな日々をぶち壊したのは忘れもしない年長さんの参観日だった。椅子を輪っかのように並べて園児が座り、そのうしろに保護者がつく感じでなにかをやっていたときに、向かいに座ったTくんがぼくに「えへへ、おっきいのとれた///」と人差し指を突き立てて叫んだのだ。

とたんにTくんを押さえつける赤面のTくん母、大笑いの保護者たち、大人たちが鼻くそで大騒ぎだ。先生もあわてていた。Tくんはタブーを犯したのだと幼心に理解した。

その日からTくんとは鼻くその話はしなくなった。卒園からTくんとは疎遠になった。その日から鼻くそはタブーになった。

小学校では鼻くそを食べていた奴は村八分にされた。中学校で鼻くそをほじったのを見られた奴は学校中の噂になった。

個人というフィールドを離れた鼻くそはいつだって悪者だ。

ぼくはそれでも鼻くそが好きだ。今でこそ食べなくはなったが、ごっそり取れたときの喜びは格別だ。たぶん誰しもそうなのだろう。なぁ、Tくん。

きっとすました顔したあの子だってそうだ。そうなんだろ?そこんとこどうなんですか?ねえ

そんなことを考えながら、帰りの車で盛大に鼻くそをほじる。
うん、やっぱりたっぷりとれた。今日も一日頑張った。
颯爽と窓から飛ばす、ナイスショット!とはならずに鈍い当たり。
ちょっと柔らかすぎたか?まぁ、それも悪くない。

そんな感じで一日が終わる。
車を降りて窓に鼻くそが思いっきりへばりついていた。

ぼくと鼻くその濃いお付き合いはいまだ良好。