ダウニーJKの香り

会社員の会社員による誰のためにもならないくそ日記

おまた

遅れながらもDVDで「桐島、部活やめるってよ」を観賞。

桐島、部活やめるってよ(DVD2枚組)

桐島、部活やめるってよ(DVD2枚組)

昨年末に周りから絶賛の声が聞こえてくる中で絶対に見たいと思っていたのに見逃してしまった作品。
楽しみにしていたぶん あえて事前情報はあまり入れないようにしていたので宣伝広告などから神木隆之介くんが主人公の桐島なのかと思い込んでいたのと、雑用をしながら見ていたので一度目はいまいちよくわからないまま終了、二度目の観賞でやっと意味が分かった。

スクールカーストとその中における自己の確立をそれぞれの視点から撮られていて自分の学生時代と照らし合わせながら楽しく観賞することができた。

自分自身、学生時代は男たるもの運動部でなくては恥ずかしいというような考え方があったので運動部に所属はしていたものの体育会系のノリはいくらたっても慣れず、万年補欠で過ごし、試合に出ても一回戦で負けてあとは昼寝というようななんちゃって運動部だったのでどちらの視点も理解できるような気がして少し得をしたような気分になった反面、自分が宏樹のようになにも無い中途半端なものなのだという絶望も味わった。

戯曲「ゴトーを待ちわびて」と比較してああでもないこうでもないと語ったり登場人物一人一人の動作を考察してあれこれ書くこともできないけど、まず我々が有権者のみなさんにお伝えしたいのは信じられるのは吹奏楽部の部長だけなのだということなのであります。