ダウニーJKの香り

会社員の会社員による誰のためにもならないくそ日記

社畜

会社の先輩とお酒の席で話す機会があった。
仕事への取り組み方、自分が仕事をしていく中で目指すべき姿、そういったことを熱く語られた。
そのなかで自分の意見を求められた。
「お前は自給700円になるのか、それとも年収一千万になるのかどっちなんだ」
そんな愚問には当然与えられた二択で答えるつもりはない。
「適当なところで家庭と仕事を両立できるぐらいでかまいません」
と答えた。

しかし、それではいけないらしい。
「背負うものができて、年金制度が崩壊して、お前はどうやってそれらを背負っていくんだ。まだまだわかってない。甘すぎる。」
そんな言葉を返されたと思う。

別になにかを背負う予定はないし、もしも背負うとなったら完全には乗っからずにパートにでもでてくれればいいと思う。そもそも世間の不況もどこ吹く風で自分は専業主婦、労働とは無縁で家事が大変大変と芸のないオウム返しするだけで生きていける時代なんてもう古い。

年金制度の崩壊はまずないだろう、受給年齢の繰上げはあったとしてもその程度の貯蓄は十分あるはずだし、兄弟三人もいれば大人の二人くらいはなんとかなるだろう。まぁ自分のケツぐらい自分で拭いてくれ。

仕事中心の生活を送り年収を人より少し多く稼いだとしよう。それで自分の人生満足だったか?と死に際に尋ねられてもぼくは素直に頷くことはできないだろう。

「それはお前の勝手な美学だろ?大切な人もそのお前の美学のために苦しませるのか?」
確かそんなことも言われたが、これまた違う。

仕事は目的ではなく手段です。
お金を貯めることが目的になってはいけません。
オナニーをすることが目的になってはいけません。
目的を達成するために仕事をしているのです。
金はあっても困らないかもしれない。けどそんなもののためにせっかくの短い人生の大半を割くというのは本末転倒な気がしてしまうんです。

ゆとり世代は出来損ない世代だなんて世間的には言われている。
               , -――- 、
              /       ヽ
              |  ノ  ー  .|
              | (・) (・)  |  それっておかしくねー
              |   (     |
              ヽ  O   人
               >ー-― ´   ̄ ̄\
  ⊂ニニ ̄ ̄ ̄ヽ  /              |
     くメ) _ノ  |  |  |        |   |
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ゆとり教育(ゆとりきょういく)とは、日本において、知識重視型の教育方針を詰め込み教育であるとして学習時間と内容を減らし、経験重視型の教育方針をもって、ゆとりある学校をめざした教育のことである。

果たしてこれは本当に失敗の出来損ないだったのか。
ぼくはそうは思わない。
ゆとり世代はさとり世代とどこかの誰かが言っていたような気がするけど、実現できない欲望を持たず、無駄な労力も使わない、この姿勢は決して間違ってはいないと思う。

知識重視の教育は思考を殺してきた。
考える余地を与えず既存の知識を多く詰め込んだ者が賢いとされてきた今までの教育のほうがよっぽどおかしかったんじゃないか。与えられたものを素直に詰め込んで吐き出すだけの都合のいい人間を作っていただけで、これは一種の洗脳だったのではないか。

「飲み会ですか?業務じゃないなら帰ります」
「残業代しっかりつけてきますね」
「定時なんで帰ります」

ゆとり世代は悟った。


今、ゆとり世代だから考えること。それが重要なんじゃないのかとぼくは思う。

企業腐敗の理論

あまり大きくない会社がある

その業界でやっていきたい本気モードの人が集まってすごい商品を作る

それを聞きつけてその業界で生きていく気まんまん&やりたいこと爆発状態の社員が集う

優秀な人材がいるのでさらにすごい商品ができる

会社がどんどん大きくなって大手になる

あの業界といったらこの会社、という風に一般人も知るようになる

有名大学の安定志向の連中が、とりあえず安定したいからって理由で志望してくる

本当にその業務に興味のある社員の割合がだんだん減っていく

過去にすがってどうにかブランドで生きていこうとする(会社の終わり)