ダウニーJKの香り

会社員の会社員による誰のためにもならないくそ日記

いじいじ

手の甲に油性ペンで書いた覚え書きを指してお調子者キャラ(とこの地域では認識されている)の方に「タトゥー入れた?」と聞かれたので「入れてないです、これメモです」と言ったら「真面目か、見たらわかるわ」と返され周囲に薄い笑いが起こった。
あまりに雑過ぎないだろうか?質問に普通に答えて馬鹿にされて笑いが起こる。誰かの我慢の上に成り立つ笑いはどうもいけ好かない。そしてこんな雑な"いじり"をする人間がお調子者キャラでいられる環境に腹が立つ。

同郷の友人と帰省したときに話していても同様の環境が他地方もあるらしく、関西人アピールをするわけではないが他地方のお調子者キャラは少し雑すぎると感じているらしい。拾えへんくせに無駄にいじってくんなよめんどくさいって思うな。ほんまそれな。あるわ。しかも周りもそれをほったらかしにしてるやろ?ほんまありえんな。と愚痴りながら酒を飲む。
雛壇の芸人を司会者がいじるような番組が増え"いじり"から発生する笑いを目にする機会も多い。そういった"いじり"を真似ているつもりなのかもしれないが、いじるほうにもそれなりの技術というのは必要でただ馬鹿にするのと相手とともに笑いを引き出す"いじり"には大きな違いがある。

手の甲に油性ペンで覚え書きがあれば「かっこいいタトゥーやな」と言っておけば「覚え書きです」と返せばつっこめたし「せやろ」とのっかれば「なんでやねん」とつっこめたわけでどっちにしろうまく拾うこともできるし誰かが嫌な思いをすることもない。
これは後で考えたほんの一例だし文字に起こせばそんなに大したことでないしとてもつまらないことにおもえてくるけど、自然に交わされるそういった小さなやり取りの中に愛があり、自浄作用があったのだと関西を離れて強く思う。

平日の夕方はちちんぷいぷいが見たいし、23:17からはABCテレビを見たいし、土曜はせやねんを見て夕方は土ダメが見たい。
俺は関西に帰りたいのかもしれない。

(※大阪出身は大阪人、京都市内出身は京都人、関西人はその他の中途半端な関西地方出身の人のことを指します)