ダウニーJKの香り

会社員の会社員による誰のためにもならないくそ日記

ポタージュ

たまにはweb2.0の有効活用を、
主にBMWのE46 3シリーズ、E85/E86 Z4をお持ちの方向けのトラブルシューティングです。

イグニッションオンで歯車の中にビックリマークの警告灯がついたら それはトランスミッション警告灯です。
これがつくと4速or3速固定のセーフティモードになってしまい P→DやP→Rなんかの切り替え時にショックが大きくなったりします。
でも実際にトランスミッションに異常がある場合は少なく 大抵はインヒビタスイッチorシフトポジションスイッチ という 今どのレンジにシフトレバーが入っているかを見るためのセンサーの故障です。
確実な方法ではRレンジに入れたときに何時もなら鳴るはずのバック音(ピーピー)が鳴らないので シフトレバーがどのレンジに入っているかをセンサが認識できていないことがよくわかります。
ディーラーで交換すると4万円くらいだったと思います。
自分で分解(リベットを破壊する必要があります)して接点を曲げてやって復活剤でも治ると思います。場所は車の底側、オートマチックトランスミッションの横にあります。ジャッキアップしての作業になります。

ワイパーが最下降端まで下がらないor最下降端まで下がってから少し上がるといった症状は ワイパーリレーの故障です。ワイパーブレード自体の位置を調整しても改善しませんので交換しましょう。

アクセル低開度でのヒューやキーンという音はエアインテークのどこかが裂けて二次エアを吸っている可能性大です。蛇腹になっている部分が特に怪しいのでISCバルブ(アイドルスピードコントロールバルブ)に繋がる蛇腹部分等点検してみましょう。ちなみにこの部分、蛇腹にある程度負荷を掛けた(曲げた)状態で取り付けられているので そりゃいつか破れるよな〜と言った感じです。明らかに設計ミスだと思います。
二次エアを吸っている場合はアイドリング等不安定になったり、最悪はエンストしたりするので、回転数が上がらない、吹け上がりが悪い等の症状がある場合も要注意です。
エアインテークに問題がない場合はエアフロセンサー(エアクリボックスの直後についてる)やエアマスセンサー等の掃除をしてみてもいいと思います。

最後にキーレス(菱形/ひし形)のキーのトラブルです。
このひし形キーの電池はただのボタン電池ではなく充電式のバッテリーになっています(Panasonic LV2020だったかな?)ので、キーを差し込んで走れば自動的に車側から充電される仕組みになっています。
ですから基本的に電池交換の必要はありません。
しかし、完全に放電されてしまうと メモリーがリセットされてしまい 以後充電してもボタンでの操作ができなくなってしまうようです。
尚、この時点で鍵の電池交換をディーラーに頼むと 丸ごと交換対応と言われて30000円ほど請求されます。

もちろんこれもリセットさえ行えば復活するので 以下に手順を書いておきます。

まず 車のドアを開けて乗り込む。
センターコンソールの集中ロックボタン(鍵を開けたり閉めたりするボタン)を使って鍵を閉めてから 開けます。
鍵をイグニッションに差し込んでメーターに警告灯や情報が表示される位置まで回して すぐにオフします。
それから鍵を抜いて 矢印マークのオープンボタンを押しながら BMWマークのロックボタンを三回押します。
それから矢印マークのオープンボタンを離すと 自動で車のロックが 閉まってから開きます。
これでリセット完了です。以後普通に使えます。

以上 BMWの自分の経験したトラブルシューティングでした。誰かのお役に立てれぱ嬉しいです。


追記
E85/86等の純正HIDヘッドランプで使われている上の写真のバラスト
5DV 008-290-00 はメルセデスベンツでも同型のものが使用されており流用可能です。
中古市場での流通量もメルセデスのほうが多く値段も安いです。